超高級宝飾、時計ブランドのカルティエは、フランス人ルイ・フランソワ・カルティエがパリに開いた宝石細工のアトリエが始まりです。
ルイ・フランソワ・カルティエの孫のルイ・ジョゼ・カルティエは、オートクチュールの祖とあがめられたチャールズ・ワースの孫娘と結婚し、一流ブティックが軒を連ねるラ・ペ通り13番地に店を移転します。
彼は、ガーランドスタイルのティアラやネックレスをデザインし、、プラチナを加工する技術を開発するなど、カルティエを世界的な宝飾ブランドへと押し上げます。
20世紀の初頭には、カルティエは王侯貴族に愛され、イギリス国王エドワード7世から「宝石商の王であるがゆえに、王の宝石商」と賞されるに至ります。
その頃、友人の飛行士から依頼されて腕時計のデザインも始めたカルティエは1960年代に、創業一族から経営権が委譲され、王侯貴族以外の一般富裕層向けの超高級ブランドとして、ピアジェなどとともにスイスのコングロマリット、リシュモングループの傘下にあります。